カテゴリー「英語教育」の11件の投稿

修論とかけてカプチーノととく

そのこころは・・・

おかげさまでデータ取りが順調に進んできた・・・泣

もう、本当に!感謝感謝の毎日である!!すでに謝辞を書いてしまいたいくらい!「あぁーもうほんとありがとうございます!」と何度言ったらちゃんと伝わるのか。

そのためにもちゃんと論文を仕上げなくては!!

多分、論文上には今まで学んだことや考えたことの一面しか表れないんだろうけど、それを書くまでの過程にはものすごく色んなことが詰まっているんだろうな、ということにちょっと気づいた。

まるで、あのカプチーノのように・・・笑

先日、ミシシッピで本当にお世話になったファミリーとおねえちゃんみたいな人に会ってきた。日本に帰ってきてからはじめて再会したのだが、会った途端に、

ぶわわ~~~~~~~~~~~ん

とミシシッピの風が吹いてきた。この人たちがいなかったら、私は、絶対に途中で日本に逃げ帰っていた。間違いない。いつも「ゆきちゃーん」と笑顔で迎えてくれて、惜しみなく愛を注いでくれて、はちみつとシナモンのカプチーノもたっぷり注いでくれて、

私は毎回、心の中で、安堵の涙を流していた(*T0T*)

今回の訪問も、本当にあったかく包み込んでくれた。そして、あの美味しいカプチーノを淹れてくれた。あぁ、もうほんと素敵だ。

009_2

アメリカのフレーバーコーヒーとホワイトチョコソースをおみやげでいただいた♪スタバとドイツのコーヒーレパートリーに仲間入り!自分でも美味しいカプチーノが淹れられるように、色々珈琲用品も揃え始めた。

003

カリタちゃんとメリタちゃん。

カリタちゃんは日本生まれ。メリタちゃんはドイツ生まれ。まさか自分で珈琲豆を挽くようになるとは思わなかったよ。

私も、いつか、ほっとできる珈琲を淹れられるようになろう。

よし、データ集計の続きをやらねばー!

| | コメント (2)

洗脳されたTOEIC

出陣前の武将

TOEICを受けてきた。

受けるたびに、テスト中に考えることが自分の中で少しずつ違ってくるのが面白いなーと思った。今回は、リーディング問題に注目がいった。多分、修論のせいで、リスニング問題について色々考えすぎてたから、逆にリーディングが新鮮に感じたのだろう。

受け終わった後に、受験者同士(おそらくそこまで仲良くはない友達同士)が話している内容もかなり面白いと感じた。完全に盗み聞きだけど・・・。でも聞こえてきちゃうんだから、しょーがない!笑。「へえ、そんな感じで解いてるんだ」、とか、「そんな風に感じるんだ」、とか、自分にはない視点があった。

つまり、言いたいことは、何をしても、修論に囚われているのだ。
明らかに思考が洗脳されているのだ、私は。


明日から、データ集めが始まる。これから2週間は、怒涛のスケジュールとなっている。

とにかく人人人、足足足。

こわい。ちゃんと集まるのか
不安で、不安で、不安で、しょうがない・・・・・・・・
どうしてこんなリサーチデザインにしてしまったのか
後悔さえする始末・・・・・・・・

でも、

やるしかないのじゃ。

もうすぐ夜明けじゃ~(まだまだだけど)

Photo

ファンファンファンファン~~~(中国の鐘みたいなやつ)

皆のものーっ!!(独りだけど)

いざ出陣じゃーっ!!!!!!!!!!!!!!!

オォォォォォォォーッ!!!!!!!!!!!!!!

| | コメント (5)

学ぶということ

頭の中のカオス

大学院に復学した。あと半年で終わってしまう。たくさん学ばせてもらったけれど、最近よく思うのは、学ぶっていうのは、本当に宇宙的に大きなことだな~ということだ。今までは、「知識を取り入れてどれだけ元通り自分で再生できるか」ということが学問的に学ぶことだと思っていたけど、それってほんの一部だった・・・

そもそも、

①何が知りたいのか自分で決める。

②分かっているものを探し出す。

③知識を取り入れて自分で再生する。(←ココ)

④再生したものを合体して組み立てる。

⑤知りたいものを抽出する。

⑥導き出す方法を見つける。

⑦何かを生み出す。

⑧そこから自分が知りたかったものを導き出す。

これ全部が学びの構成要素だったのだ―――

今までは、誰かに知りたいことを決めてもらっていたし、今まで分かっていることを取り出してもらっていたのだ。

知りたいことを決めることがなんて難しいことか、分かっていることを調べ上げることがどんなに骨の折れることか。

再生したものを合体させ、知りたいものを抽出するためには、知識と論理が必要で、

導き出す方法も何通りも知ってなくちゃいけなくて、

そこから生み出したものが何なのか考えなきゃならない。

そうこうやってみても、最終的に知りたかったことが導き出せるかは分からない。

個々の学問分野(のイントロ)だけじゃなくて、リサーチデザインも、リサーチメソッドも、アカデミックライティングも、アカデミックプレゼンテーションも、だから必要だったのね。笑

007

外国語で、あるルールに沿って、ぐるぐるぐるぐる考えながら書いていて、頭が毎日カオスだー。

一歩一歩進んでいくしかないんだけど。

いつの日か、何かの役に立つことを祈って。笑

| | コメント (2)

TOEFLのスピーキング

話す能力って?

帰国直後に受けたTOEFLiBTのスコアが戻ってきた。スピーキングが上がっていたが、期待していたほどドドーンっと向上したわけではなかった。

けれど、あまりがっかりしなかった。

なぜなら、「TOEFLではこれは測れないでしょう?がっはっは!」と思う指標が自分の中にはあり、その成長を自分で感じることができたから(笑)

Toefl_testcenter_2

1.その最もたるの指標は、会話のターンテイキングである。自分の発言を会話の中に入れ込む能力。「次話したいんです!」とか「まだ話し終わってないで口を挟まないで下さい!」というオーラ(信号?)は、会話にとっても必要だったのだ。なんとなく掴めるようになり、自分のターンを取れるようになった時の感動はいまだに忘れられない。

うまく表現できないのだが、会話のリズムが、日本人との会話リズムと違うのだ。今まで味わったことのないリズム。言葉のオーバーラップや間というのは、無意識下に各自が持っていて、それは文化によって異なることを知った。まだ慣れない時は、「みんなウルサイ!」「誰も話を聞いていないじゃないか!」と怒りでいっぱいだったが、堪えながらもリズムを掴んでいくうちに、だんだんとターンを取れるようになっていた。ターンを取ってしまえば、その後のスピーキング力が少し劣っていてもどうにかやれるのだー。

2.測れないであろう指標として注目したいのは、・・・ユーモアである。実は、私は、スピーキング力に自信がない分、笑いを取ることばかりにエネルギーを注いでいた。講義を上手な英語で話すことよりも、ジョークがうまくいくかどうかが気になっていた。日本ではそんなに笑ってくれないジョークも、よく笑ってくれたのは、ノリがよいアメリカ人だったからか?(笑)

会話の相手、聴衆が笑ってくれたり、反応してくれたりすると気持ちがいい。よりリラックスして話せる気がする。これは、情緒フィルターが下がっているためだろうか。ユーモアとかジョークとか笑いって、スピーキング力のひとつのようではあるけど、英語能力ではないか。

3.最後の指標は、必要に応じては、<お世辞>・<嘘>・<知ったかぶり>を使うこと。母語では、実は、これらのことを頻繁によくやっているのだ。言葉の不思議な機能である。しかし、外国語となると、正しく話すことに注目が言ってしまうために、なかなかこの機能を使うことが出来なず、いつの間にか毎回、直球真実を話さなければいけないというベクトルに代わってしまう。そのためいちいち時間がかかったり、言い詰まったりしてしまう。

実際のところは、あんまり気分がよくない日でも、「How are you doing?」と聞かれれば、「Doing all right.」と応えるし、会話が詰まりそうになれば、関心のない洋服に対しても「Good shirt! Where did you get it?」と何となく会話をしたりしている。その間に時間を稼ぎ、新たなトピックを見つけたり、自分が言いたいことをリハーサルしたりするのだ。

Toefl_flags_3

TOEFLのスピーキングに関しては、導入されたばかりということもあり、リーディングやリスニングが得意な日本人には不利だ!という声もあるが、スピーキングセクションが入ったことは、とてもよいことだと思う。テストの妥当性においても、波及効果においても。リーディングやリスニングとの統合問題もあり、読む話す聞く書くがバランスよくできるようにと、日々開発され続けている。

でも、きっとまだまだ改善の余地ありのような気がする。と思うことにして、自分のスコアに目をつぶるのだった。笑

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英語が出来るようになった?

強制的アウトプット

最近、「アメリカに行って、英語が相当出来るようになった?」とよく聞かれるのだが、

分からん。

けれど、「アウトプットは、思う存分しましたーーー!(泣)」というのが正直な答えになる。英語が出来るようになったのかどうなのか分からないが、これ以上できないほど、無理やりアウトプットをさせられたのは確かだった。しなければ生きていけない状況に立たされ続けた。

Pict0017

大学について早々、指導教官にまず言われたのは、「今月末までに、授業シラバスとコースアウトラインを完成させて、私のところまで、三部持ってくるよーに♪」 シラバスもコースアウトラインもどっちも作ったことなんてないし!てか、英語ですよね!?と焦りまくった。

「この子、あなたの授業でゲストスピーカーしますんで、来てほしかったら、各自この子にアポ取ってねー。」というメールがいつの間にか、キャンパス中の教授に送られている。他の教授から次々とアポが来る。内容は、日本についての一般的な紹介から、戦後の日本における天皇崇拝、文化人類学からみた日本、日本の大学教育の現状などなど・・・。死ぬ気で90分を経つづける。

「この学期で、授業に使うお金欲しかったら、予算案書いてねー♪」と学期初めに言われ、「どうやって書くんですか。」と聞くと、「わたしみたいに書けばいいのよー♪ほら、これ見せてあげるから、がんばってー。そうしないと授業用にお金もらえないよ?」 なんだよそれー!!・・・いかに多くの予算を手に入れるかに全神経を費やす。

「学会発表の要約を送るんだけど、ここどうしたらいいと思うー?」「わー、先生、発表するんですね?」「私はしないわよー。あなたがす・る・の♪」 ・・・ちーん。発表当日朝4時にパワーポイントを作り終え、練習もままならないまま、すぐさま本番ー!はい、質疑応答ー!はい、報告書ー!

振り回され続けたおかげでアウトプットは、これ以上できないくらいできた。(苦笑)

本気で説得させたい時、絶対に取りに行きたい時、アメリカでは、誰にでも分かる客観的、且つ、シンプルな論理が最も効果的である、ということを本当に身を持って感じた。

それにしてもぶっ飛んでいたなー・・・(笑)もう一回やれって言われたら、絶対断るわ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

豚インフルエンザから

日本を英語で紹介すると?

日本で厳戒態勢が取られている豚インフルエンザだが、NYでは、ほとんど何もないかのように人々は生活していた。

ところどころマスク姿のアジア人を見かけたが、話している言葉を聞くとそれはほぼ100%日本語で、間違いなく日本人だった。

Pict0007

日本は、本当にしっかりとしている。しつこすぎる時もある。笑

準備はいつも万全に。検査は念入りに。片付けは最後の最後まで。こういう徹底した行いは国家レベルで行われてきたのだろう。戦後の日本をここまで発展させた理由のひとつに違いない。

と、よく周りから言われる。笑

「日本から学ぶことがたくさんある。」

これは、アメリカにきて、アメリカ人や他の国の人から言われた衝撃を受けた言葉だ。今までは、そんな観点から日本を捉えたことがなかった。明示的にも、暗示的にも、日本国内では、目指せ西洋!目指せアメリカ!だったからだ。

こっちにきてよく思ったのは、実は、日本はもっと自信を持っていいじゃないかということ。「いやいや・・・そんなことないですよ。」って謙遜するのもいいけど、やっぱり日本には世界でハイレベルのクオリティーを持ったものがたくさんあると思う。出し惜しみするんじゃなくて、日本のいいアイデア、いい人材、いい手法をもっともっと世界とシェアしていくこともできるんじゃないだろうか。

中国の英語のテキストには、中国の内容が英語で書かれているという。生徒は、中国についてを英語で学ぶのである。

日本は、どうだろうか。英語の教科書で、アメリカのこと、イギリスのこと、オーストラリアのことをとてもよく学ぶ。相手の国の文化に非常に詳しくなる。

でも、実際に英語を使う時になると、それらは概して、相手側にとっては当たり前の情報なのだ。

問題はその次なのだ。

向こうが知りたいのは、「日本」のことだ。どんな文化があるのか、どんな歴史を持っているのか、どんな政治をしているのか。

だが、学校では、英語を習ったはずなのに、紹介できない。説明できない。

英語が話せない!

それは、話す内容がないからなのではないだろうか。

筆を持っていても、絵の具がないように。調理道具があっても、野菜がないように。

N714690894_1500516_6807

Pict0013

↑2008年7月NYタイムズスクエアから、

このプログラムを通して、自分のにがーい経験から学んだこと!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

FLTA中間レポート&ICET

報告を2つ

■フルブライト奨学金FLTA中間レポート

わたし以外のFLTAたちは、一体どんな感じで半年を終えたのでしょーか?

FJ(フルブライト・ジャパン)ニュース

http://fj-news.net/category/6110935-1.htm

同じアメリカなのに、みんな全然ちがう体験をしているなー♪まさに、FLTAって感じだなー♪♪これみたら、やってみたいー!って思う人もいそうだな。だけど、自分のを読んでみて、今更ながら、もうちょっと楽しいことばかり書いておけばよかったかな、と思った。なんか大変そうだわ。苦笑

ま、でも、ありのままを書こうと思って!笑

■ICET(大学生英語教育論文合同発表会)

大学生のための英語教育論文の発表会が2月7日、無事に終わったようである!

ICET公式ウェブページhttp://www.geocities.jp/icet_h19/index.html

ICETは、英語教育関係の大学生、大学院生が集まって、自分の論文を公に発表しようというものである。今年は、いつもの3大学である東京外国語大学、東京学芸大学、大妻女子大学に加えて、筑波大学、文教大学も参加したようだ。140名もの参加者が集まったということで、どんどん拡大していくICETが楽しみである。

もしアメリカに来ていなかったら、ここで修論を発表していたのだろう(無事に修論が書けていれば・・・)

だんだんとプログラム終了後のことが、気になりはじめてきたぞー・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

エラーコレクション

ネイティブの英語

戻ってきた、我が家ミシシッピ!

1か月ぶりの我が家は、やけに茶色く、渋い気がした。笑

ところで、

これ、読めますか?

Noly opelep atht anc ucfk ylreal gdoo cna dnesrtnuad wtah thsi gesmeas syas. Worfard noly if u r gdoo @ wctaha od!

学生の一人が、年明けに送ってきたメール。

じーっと見ると読めたりもする。。。

内容は、ほんとーにくだらないチェーンメールなんだけど・・・!ネイティブらしい英語の遊び方をしてるなーと思って、なんだか感動してしまった!笑

こういうの、リーディングのスキルについてなんか、やった気がするのだが、なんだったか。人は、英語を読む時、文字の順序よりも、文字のかたまりで捉えているんだったか。

最近、英語のエラーって、どれが正しくて、どれがエラーなのか、分からなくなってくる。

ネイティブでも、

  • She don't know what I'm saying.

と堂々と言っている人がいる。自分が、「あ、間違えた!」と思って、3人称単数現在をつけて言い直しているのが、馬鹿らしく思えてくるー。なのに、その人が、別のコンテクストで、「Does she?」とかスラスラ聞き返したりしてると、「おい!なんでさっき、She don'tって言ったのよ!」と突っ込みたくなる。

それに、

  • I aksed her that........

と、話すアフリカンアメリカン多すぎる・・・。そりゃ、そっちの方が発音は簡単かもしれないけどさ・・・。たまに、「ask」と発音していると、「おおーっ!」と感嘆し、その後、「なんであの人は、ちゃんとaskと発音できたのか。」と考えてしまう。

日本の英語のテストで、「She don't」なんて堂々と書けるわけがないし、「aks」だなんて、絶対に発音できない。

だけど、英語を話すこの国では、普通にまかり通っている。

エラーってなに?

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ミシシッピで学会に行く!

e-learning、これからどうなるのか

金曜日に、「ミシシッピ外国語学会」に行ってきた。

すごーくきれいない湖、Tiak O'Khataの脇にあるコテージがその会場だった。

Pict0004

こんなところで発表できたら、さぞかし気持ちいだろうな~

トゥガルー大学のスペイン語の先生が、「構築主義の立場から、オンライン言語教育について」発表をしていた。

Pict0003_3

構築主義、言語教育、オンライン・・・興味深かった。

e-learning関係の発表が結構たくさんあり、言語教育はそういう方向性に進んでいっているんだなーと感じた。

でも、ネット上で言語を学ぶってどうなんだろう。今、日本語の授業をオンラインで作っているが、何だかオンライン教育の限界を感じてしまう・・・。まだはじめたばかりだし、よく知らないからもしれないけど、バーチャルリアリティー、生理的にあんまり好きになれないんだよな。便利だし、効率的だし、すごいとは思うんだけど、いまだ懐疑的・・・。今後、印象が変わってくるかもしれないんだけど。

この学会では、外国語といえば、スペイン語、フランス語、(時々ドイツ語)が主で、その他の言語教育についての発表はなかった。残念。期待はしていなかったけど。苦笑

教材・テキストブースで面白いものを発見!

「CANCIONES DE HIP HOP」という名のCD-ROM。スペイン語をHIPHOPで学ぼうというもの。

なんと、製造元は、「PEARSON」だった!!そんなこともやっているんだ、ピアソン!!

はじめて、海外で外国語教育に関する学会に参加してみて、日本の学会に参加していた時には見えなかったものが、たくさん見えてきた。

こうやってこっちで得たもの、英語教育でどう使ったらいいかしらね~

| | コメント (2) | トラックバック (0)

わざと日本語発音で。

授業の裏側:生徒の心理

今日、塾で中学生を教えている時に、発音の話になった。

「わたし、学校では日本語っぽい発音にしてるんですよ。」

と、生徒に告白された。

発音がいいとみんなに、とやかく言われるからだという。

「たとえば、この文(I wanted to be a musician.)を読むとしたら、アイ~、ワォンテッドォ~、トゥ~、ビィ~、ア、ミュージシャン~?・・・みたいな感じでゆっくり言います。」

これぞ日本の中学校の中身である!

いかにも英語っぽい発音をすると、周りに「調子乗ってる」とか、「きどりすぎ」とか、「自慢っぽい」とか思われてしまう。目立ってはいけないのだ。他の子と同じことをすることが、うまく乗り切るカギとなる。生徒にとって学校は、授業を受けるところだけではなく、人間関係を作り、育んでいくための場所でもある。その結果、時に授業は、繊細な人間関係にヒビをいれかねない時間にもなってしまう。生徒は授業中、教科の内容に加え、暗黙の人間関係にも常にアンテナを張り巡らしているのだ。

テストの点は、隠せばバレない。しかし、発音はそうはいかないために、このような手段に出るのだ。その生徒は、教室単位ではなく、パートナーと組んで練習する時には、そんなことで、とやかく言ったりはしない子とペアを組むために、今まで通り発音できるという。

「もちろん、塾とか、家とかでは、めちゃくちゃ練習しますけどね(^_^;)」

照れながら彼女は、また文章を小声で読み始めた。

教師の知らないところで、生徒は、このようなピア・プレッシャーを日々受けている。英語教育学の研究者は、どの教授法がいいか、どのアプローチがいいのかと論文を書き、現場の教師は、土日の勉強会で、授業技術・指導の改善に熱心に励む。

彼らがいるから、今まで日本の英語教育は、今日まで発展することができた。しかし、その一方で、その授業は、生徒ひとりひとりによって捉え方が全く違うということ視点を常にいれなければならない。

教師から見る生徒は、憶測でしかない。授業態度もしかり、テスト結果もしかり。

「生徒の立場になる」という言葉は簡単に言えるが、具体的にどういうことなのか私は答えられない。ただ、今日塾の生徒の話を聞いていて、自分の中学校時代、高校時代、授業をどういう風に捉えていたのか、久々に思い出した。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

TOEICテスト~試験監督編

コミュニカティブなテストって

2月のセンター試験に引き続き、昨日は、TOEICの試験監督をやってきた。

TOEICを実施する側になると、今まで見えなかったことが見える。今回は、1教室に監督者1名ということで、頼れるのは自分のみ!という緊張のもと、試験を実施した。

学んだこと。相変わらず説明がカミカミー。日本語の音読ができない・・・(泣)。アナウンサーくんにアドバイスをもらおう。

さて、修論のテーマが「リスニング」ということもあり、今回のTOEICでは、リスニングセクションに興味津津!

しかし、すぐにむーん。と唸ってしまった。特にShort Talksの場面。出てくる場面のほとんどが、留守電ってオカシクない?・・・

TOEICは2006年に全国一世にリニューアルした。「コミュカティブなテスト」を目指すためである。ETSによるテスト案内には、

新TOEICテストでは問題作成においてMore Authentic(より実際的な)というコンセプトが基本となっています。

とある。TOEICは、実際のコミュニケーション場面で使う英語の能力を測るテストとして、改良を進めてきている。リスニングテストでも、米国発音だけでなく、英国・カナダ・オーストラリアなど様々なEnglishesを混ぜている。昨日のテストでも、確かにイギリス発音の女性とアメリカ発音の男性が話している箇所があった。(その中間くらいの発音がいいなーと勝手に思っていたんだけどw)

ただ、Authenticityをどう扱うのかが難しいところである。

リスニングではおそらく、開発にあたり、スクリプトのAuthenticityは考えられていたと思う。スクリプトは冗長性は少ないものの、実際の話されるであろう内容だった。

しかし、場面の明示が出来ていたり、タスクがAuthenticだったかというと・・・そうでもない。

「Number ○!」といわれ、いきなり2人が話始める。怒っていたり、ジョークを言っていたり、悩んでいたり・・・

こちらは、まるで電車の中で、隣の会話を盗み聞きしているようである。

にもかかわらず、矢継ぎ早に、「Question! この男性はどんな職業だと思いますか?」、「Question! この場面はどこだと思いますか?」と聞かれても、はて、なぜそんなことを考えなくてはならないのか。必死で考えるのは、合コンか、酔って意識が飛んだ時で十分だ。

Short Talksでは、場面が留守電ばかりだった。音声のみをひたすら聞くなんて場面、実際の生活では、本当に限られている。

留守電か、ラジオか、アナウンスかくらい。

その中でも、きちんと聞いていないと致命的なのは、留守電くらいだろう。そりゃ、テストでは、留守電ばかりになりますわな。

でも、実際に留守電をこんなに聞いている人がどれくらいいるのだろうか。ほぼ全員が携帯電話を持ち、携帯でメールをやりとりする現在、わざわざ声を吹き込んでまで伝えようとするのか。着信履歴に気づいたらすぐにかけ直せる。相手が出なければメールで伝える。言語テストも、情報伝達手段のmobility、diversityについていかなければならないだろう。

うーむ。TOEICがCBT、iBTになる前に、早く修論書きあげてしまわないと!ひやひや!

| | コメント (0) | トラックバック (0)